就職先選びに失敗してしまったり、長引く不景気で転職を余儀なくされる方も大勢いるかと思います。
そんな状況の中、政府も対策として国家公務員の中途採用試験枠の応募枠を広げています。
今回は、実際に2022年度実施の事務職採用一次試験を受けてみた実体験をご紹介します。
簡単に受かる試験ではない
ある意味当然ではありますが、募集枠を広げている分、試験の難易度はかなり高いです。
安易な気持ちで受けても貴重な時間を浪費するだけですので、しっかりとした対策は必要です。
倍率は20倍を超えている
倍率は35歳〜50歳まで幅広い対象者を想定している為、かなり高いです。狭き門であることは覚悟しましょう。
誰にでもチャンスがある分、対策をしていない人がまぐれで受かる事もない試験です。
ある意味では落とす為の試験です。国も財政状態は赤字で負債を抱えていますので、優秀な人材でなければ取りたくないというのが本音かと思います。まして同じ程度の能力であれば若くて基本給の安い新卒を取りたいでしょう。
時間が足らない
基本知識問題は全部で40問あり、制限時間は90分です。
見直し時間も考慮に入れると、1問当たり2分程度しか使えません。正確な処理速度と解らない問題の見極めが勝負のカギです。
できない問題に時間を取られるとあっという間に試験時間終了となってしまいます。ある程度考えて解らない問題は損切りして次へ進みましょう。
作文試験が筆記試験に続いて行われます。
トイレは途中で行くことができないので、事前に済ませておきましょう。
作文試験の時間は50分です。横書きの原稿用紙が1枚配られます。
テーマは1テーマのみです。実際に受けた際のテーマは、
「世代の異なる人々のコミュニケーションを行う為の施策について」問われました。
答えは決まっていませんので論理的な展開と結論を明確に押さえておけば失点は少なく済むはずです。こちらは筆記試験の結果次第では採点されないこともあるようです。まずは、筆記試験対策をしっかり行うようにしましょう。
難易度は問題によってばらつきがある
問題の難易度にはかなりばらつきがあります。簡単で時間の掛からない問題をしっかりと取る戦略が重要です。
必ず解らない問題は出てきますので、ある程度の割り切りは必要です。
分野も英語、国語、数的処理、物理、化学、一般教養、一般知識、時事問題、歴史、経済と広く満遍なく出題されます。
過去問を中心に出題傾向は押さえておく必要があります。
試験内訳
第1次選考 【全区分共通】
(1)基礎能力試験(多肢選択式):公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)についての筆記試験
解答題数:40題
知能分野:20題(文章理解、課題処理、数的処理、資料解釈)
知識分野:20題(自然科学、人文科学、社会科学(時事を含む。))
解答時間:1時間30分
(2)作文試験:文章による表現力、課題に対する理解力などについての筆記試験
解答題数:1題
解答時間:50分
五肢択一式のマークシート方式です。
組み合わせ問題はほとんどありません。選択肢のみで絞り込み可能な問題もあります。
早速内訳をみていきましょう。
No.1~No.4 文章理解
No.5~No.7 英文読解
No.8~No.11 場合分け、組み合わせ
No.12~No.20 数的処理、図形、統計
No.21~No.24 時事、医療、テクノロジー、国際関係
No.25~No.28 物理、化学、生物、地学
No.29~No.31 歴史(世界史、日本史)
No.32 国内改正法
No.33~No.34 地理
No.35~No.36 憲法、人権
No.37~No.38 経済
No.39 IT
No.40 思想
個別に見ていくと基礎能力を問う試験だけあって、捻りのある問題や個数問題・組み合わせ問題等、得点しにくい問題は少ないように思います。対策をしっかりしている人にとっては得点し易い試験だったかもしれません。
ただ、問われる範囲が幅広いので万遍なく学習する必要があり、ブランクのある人にとっては学習時間はかなりかかると思います。
短期で合格するには何らかの受験サービスを利用することをおすすめします。
2021年度実施結果

参考までに人事院HPより2021年度試験実施結果を抜粋します。
倍率は高い所では40倍を超える試験区分もあります。競争率の高さが伺える結果となっています。
採用予定数よりも合格者数が多いのは受験者にとっては追い風になっているでしょう。
技術の四国のように採用が0の区分もあるので、最低ラインは超えていないと採用されることはないと考えた方が賢明でしょう。
おすすめの勉強法
通信教育
おすすめの勉強法はやはり通信教育です。オンライン学習であれば独学や通学に比べて時間的にも費用的にも少なく抑えられます。
◆スタディング
・【時間がなくてもOK】スマホ・PC・タブレットで学べるため、日々忙しく勉強時間の取りづらい 社会人・主婦・学生などの方に向いています。低価格で経済的負担も少ないです。
・【見やすく分かりやすい】授業風景を録画しただけなのではなく、映像講座として 専用のフォーマットで編集された講座は、視覚的で理解しやすいと好評です。
・【暗記力に自信がなくてもOK】脳科学に基づき暗記を補助する便利なツールや、記憶が消えないうちに 定着を促進する問題練習機能も充実しており、無理なく進めて合格できる実力がつきます。
◆LECオンライン(東京リーガルマインド)
LEC東京リーガルマインドは、資格受験指導37年の実績とノウハウを持ち、 司法試験、司法書士、弁理士をはじめとする 各種国家資格および検定受験の対策講座を全国展開する資格取得・通信教育のスクールです。 圧倒的な情報量と蓄積されたノウハウで、数多くの合格者を出してきた実績を元に、 常時10,000近くの商品ラインナップを揃えています。 また、インターネットによるWeb通信講座、音声ダウンロード講座、スマートフォン講座など学習スタイルが多彩で、 話題性の高い学習教材が常に注目を集めています。
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◆資格の大原(社会人講座、大学生・短大生にダブルスクールで資格取得をサポート)
とにかく合格までのサポートの手厚さであれば間違いないのが資格の大原です。
公務員試験では老舗となります。
公務員試験対策の合格実績もその歴史が物語っています。
座学でしっかりと通学で学びたい方であれば安心できる選択肢になるかと思います。
最近では、withコロナの影響もありオンライン学習にも力を入れています。

まとめ
ここまで試験の概要と中身についてご紹介しました。
一次試験の難易度、倍率は確かに高く試験対策にも時間が必要です。
それでも挑戦する価値があるかはあなたご自身の判断になります。
これまで、政府も企業も就職氷河期世代への対策は長らく放置してきました。
この対策の遅れが晩婚化や非正規化を招き、少子化へと繋がった事も遠因として関連があるはずです。
遅きに失したとは思いますが、人手不足対策として動き出している今は絶好のチャンスです。
もし、現状に不満や悩みを抱えている方は挑戦してみる価値はあるかと思います。
是非、この機会をチャンスとして活かしてみてはいかがでしょうか。
おすすめの対策方法についてもご紹介していきたいと思いますので、関連リンクもクリックしてみてください。



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